可能性が見えた
落胆、どころか、希望が見えた
一人で崖を登ってた
助けを求めてもいいの?
そんなルール知らなかった
助けを求めるのは私のわがままだと思ってた
普通みんな一人で登るものだと
でも必死で誰かを呼び寄せる作戦を練った
だんだん崖を登る事にも長けてきながら
わがままだと思いながら
ルール違反を覚悟していた
どうなるか
変わるのか
変わんないのか
明日
明日だ
言い訳しなくても、受話器越しの私は正真正銘患者みたいだった
優しい女性の声がふわふわとくすぐったかった
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