■泣くと思ってた

泣くと思ってた
少し泣きたかったし
嫌な感情は
今度こそ、ここに留めていよう
リアクションしてもらうことじゃない
わたしのこと
知りたくない人には
視界に入れてはいけない

思い知らせたかった
ここにもっとかわいそうな人が居ること
本当はわたしの方が疲れてると信じてるのかも
泣きたくなるから
あのね
その程度で忙しそうな顔しないでよ
こういう感情
醜いと
無駄だと
知っている
だってそういう主観は私は
全く当てにならない
「子供」が言うことくらい当てにならない
ということは
一生
わたしはわたしを信用できず
怖いの
どうしてわたしと他人の忙しさを比較できるの
あなたの（わたしの）頭はどっからその数値を持ってきたの？
どんな基準で比較したのよ？
言ってみなさい

わたし
この
えらそうなこと
言うな
そうやって
正しいと思ってるくせに

わたしね
あのね
目も開けられなかったけど
カメラを覗けないから眼帯を外して歩いた
目をつぶって歩いた
好きな人にも 会いに行けなかったし
林檎会にも行けなかった
それと先生にいいこと言って
作業させてもらえる時間を作ったの
そうしてできた
わたしの結晶
いらなかったのなら
はじめからあんなもの
生みたくなかった
彼にも申し訳ない気持ちで
生みたくなかった

けどわたしがいけないし
どうしようもないし
どうしようもないし
どうしようもないことって
あるの
あるのよ
どうしようもないけど

わたし
こんなこと書いて
（今回だけ
きっとわたし
弱ってるから
許して…）
次の朝のわたしにバレたら死にたくなる
申し訳なくて
ごめんね
ごめん

わたし
みすぼらしい

誰も見ていないでいて
それでもわたし
きっと気が済む