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ものすごく雄大な景色、というのがありますよね。
そういうものに出会った時私はどうしても、
「写真みたい」と感じてしまいます。
もしも、写真なんか無い時代に生まれていたら、
私は何と思ったのでしょう。
きっと、涙が出る程感動したに違いないのです。
なのに、素直に感動出来ない自分がいます。
なんだか損をしたようです。
外見からは造花にしか見えない程きれいな花や、
一瞬作り物かと思ってしまうような動物や、
昆虫を見た時にも、そんなことを思います。
特に写真というのは、
手軽に珍しい物を見せてくれるかわりに、
その分感動を小分けにしてるのではないでしょうか。
本物を見たときの感動を吸い取ってしまうのではないでしょうか。
と言っても、
芸能人なんかの写真では、逆のことが起きるという例外もありますし、
空だって、写真より本物のほうが格段にきれいだと思いますけれど。
(青い時の空が、ずっと奥まで続いてるのが見えたときは、
いつもにやにやてしまう程きれいだと思います。
地球の模様が空に映る時は、いちばんに。)
写真って不思議です。
やっぱり、本物がつくる感動には程遠いのかしらん。
きれいなものが、作り物みたいだと思う時。
こんな時ばかりは、
「科学の進歩のばかやろう!」と言うのしかないですが、
もしかして損してるのは、私だけなのでしょうか?
にせほんもの、かなしきかな。