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古典を読むと、芥川賞真っ青な心理描写。
みんなよく涙を流す。
しっかりした思想の定着。
そんなことにいちいち心を奪われる。

「涙を流す」
これって嘘だろうか。
あまのじゃくな私はそう思う。
ただの悲しいの誇張だろうか。
しかしそうする意味もないので本当と思う。
昔の人は今よりずっと泣くのだ。
すると原始人はもっと泣くのかもしれない。

人間はもともとすごく堅苦しい動物なんじゃないか。
原始人だってそうかもしれない。
現代人と同じようなことで悩ませていたのかも。
頭でっかちで、だから生きるということに対して他より劣っている。
それで不安定なんじゃないか。
それで他人に頼らざるをえない。
ずっとそうやってきたから人間は寂しがり屋なんだ。
もともとそういう性質なんだと思う。
それは群れをつくる動物なんかの比ではない。
だって人間は今や世界中で群れをなしている動物だから。
そんな動物って他にいるか。
なおもその繋がりを拡大したいと思っている。
そんな必要もないのに。

そんな寂しんぼで甘えんぼで不安定で子供みたいな人間。
そのくせ今では大人みたいなふりをしている。
けど本当はますます子供になってるだけじゃないかと思う。
ほら自分はビルを建てれる。
自分は宇宙へロケットを飛ばせる。
確かに現代人はいろんなことができる。
だけどそれってなんだか教育された子供じゃないか。今は悲しいことも嬉しいこともそれほどない。
それに慣れてない。
それにうまく対処することに慣れていない。
だから退屈な(ひっきりなしな)時間に終われてばかりいる。


自分の心を見失わない、ということ。
それができるように私はなりたい。
だから一日一度は、思い切り泣いて思い切り笑おうかな。
小さなことにも歌を詠んだ平安人みたいに。
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